2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

眠りの中

ジャンクフードと女帝のスープ 多様な食材を一堂に会してごったまぜ 混淆の果てにあるのは洗練か残飯か 塩辛いばかりの後味

肥えた土地

若手作家11人によるグループ展「肥えた土地」に出展している遠藤俊治さんよりお誘いを受け、藤沢の友人とともにオープニングに訪問する。 遠藤さんは「ジャングルジム、すべり台、エコキュート」「お砂場ダンプカー」「かまくら」の油彩作品3点を出展。 遠…

ズッコケノート

◉庶民のための汎用ポートレイト ・横顔シルエット、カルト・ド・ヴィジット(名刺判写真)、プリクラ、 ←自画像認識への欲求◉近代欧州の「自然主義」小説 ・庶民の生活を描く、これまでノイズとされていた細部を描く、 ←ただし全く「自然」というわけではな…

常識のコイル

導線を巻きつけたドーナツ状のコイルを、永久磁石の上に、一軸上に自由に回転するように設置する。 すなわち「モーター(発動機)」、もしくは「ダイナモ(発電機)」の構造です。 そこに、電流を流せば力が発生する。 反対に、力を加えれば電流が発生する。…

自炊の反省

楽しみで自炊に取り組むと、ついつい作り過ぎ、なおかつ食べ過ぎる。 いや、酒を飲みながら、というのが危ない。 そして、飲み過ぎて、食べ過ぎる。 晩から朝にかけての自炊。 ナスとピーマンのアラビアータ的スパゲティ(すりおろし玉ネギを飴色に煎ってた…

玉虫がいた

玄関を出たら、外廊下にタマムシがいた。 タマムシを実際に見るのは初めてだった。 慌ててカメラをとりに戻って写真におさめる。 子どものころ児童文学全集で読んだ、法隆寺玉虫厨子(たまむしのずし)のおはなしは誰の作だったか?

ばら色の空

特性のない一日。 ぼんやりと寝て過ごし、そして夜更かし、朝焼けを見る。 ジェームズ・アンソールが、オステンドの曇り空を描いたように。 ばらばらと意味もなく、ばら色の空。

砂嵐の鑑賞

アナログ放送停波。 これを期に、デビット・リンチや、エイフェックス・ツインことリチャード・D・ジェイムズも夢中にさせたという、全世界規模のお化け番組「テレビの砂嵐」の鑑賞することにした。 始まりもなければ終りもない。しかし放送局ごとに砂嵐の表…

移動と会合

京都を発ち、山科から青春18きっぷで東海道本線を上る。 キャリーバッグを持て余し気味の、新参らしき18きっぷ旅行客。 空手道部の刺繍のあるスポーツバッグをたすき掛けにした、白いポロシャツのすらりしゃんとした女子高生。 暑い外から冷房の効いた電車に…

京都にて

ホテルで朝食をしっかり食べる。 修学院から叡電と京阪を乗り継いで神宮丸太町で下車。 撮影しながら散歩。 平安神宮に参拝。 おみくじを引く。小吉。 困難に思われても、前向きな努力を続ければ願いは叶えられる運勢との由。 京都国立近代美術館にて開催中…

京都行

京都へ。 夜遅く、修学院のアピカルイン京都にチェックイン。 高野川河畔の公営宿舎。 窓を開けると瀬音と川風が心地よい。 今日はシャワーを浴びて寝るだけ。 写真は翌22日の午前中に撮影したもの。

マーゴン迷走

自転車の早こぎか、マラソンランナーくらいの速度。約20km/h。 台風マーゴン(アジア共通名称、日本名台風6号)は、ゆるゆると日本近海を迷走して、各地を脅かしています。 関東沿岸地方では昼間は降ったり止んだり、嵐の前触れのような風が、荒い息をくり…

背景と常識

1. オリエンタリズムしかり、国境貿易しかり、当たり前の領域で流通しているぶんには、つまらないものでも、それをありうべからざるところに置き直すことで、落差が生まれ、あっと驚く位置エネルギーが生じます。 シュルレアリスムが着想したデペイズマンの…

一昨日のトーキョーアートブックフェア

一昨日、3331アーツチヨダにて開催されていたトーキョーアートブックフェア2011に行きました。 ZINE(ミニ冊子)の流行発信源とされる、80's-90'sアメリカ西海岸スケートボード文化のローカルコミュニティのなかで生み出された、当時のコピー製本のZINEやス…

デジャヴ

昼頃に起きて洗濯と布団干し。 今日の今日こそ今度こそ原稿に決着をつける。 腹ごしらえと、気分転換の散歩と、昼下がりの暑さしのぎと、自発的カンヅメを兼ねて、喫茶店を目指す。 あくまで軽装を心がけ、トートバッグにゲラとノートとカメラを放り込む。 …

あすとろろじい

星占いの文言に読みふけり、解釈をあれこれひねってみることもある。 見当違いと片付けることもあり、そういえばそうだと納得してしまったり。 天気予報のように科学的に一元化できない根拠のなさが、かえって解釈をひねりまわす楽しみをもたらしてくれる。 …

月に憑かれたニセアカシア

月が明るい 南風が強い 夏の夜更けに 踊るニセアカシア

コロッケそば

コロッケそば。 立ち食いそば屋の定番メニュー。 コロッケをほぐしつつ、どぎつい味の汁に浸して食べる。 立ち食いそば屋の券売機で、コロッケそばのボタンを押すことが多くなった。 このところ、雑種文化の生み出した物事の楽しさに思いを馳せることが多い…

一昨日の反芻

水道塔に沈む月

水道塔に重なる軌道で沈む月。 月の光に彩られて流れるちぎれ雲。 沈みゆく月と流れゆく雲を追いかける。

特性のない男

ムージル『特性のない男』(松籟社版「ムージル著作集」)の、はじめの二巻を丸善で購入。 あらすじ、時代背景、キャラ造形、ボルヘス「会議」、新世紀エヴァンゲリオン、ラノベ(オタク、ニート、セカイ系、妹萌え…)、洗練を極めすぎた文化の黄昏、旧帝政…

復讐は冷めた料理

早い梅雨明けと真夏日が騒がれている今日この頃。 とはいえエデンの東、ここ千葉県下某市の元公団住宅の5階では風通しよく、室内では日中でも気温25℃ 湿度55% くらいと、なかなかに快適です。 もっとも少々風通しが良すぎて、風切り音がひょうひょうと激し…

甘き死よ、来たれ

19世紀末(〜20世紀初頭・両大戦間の頃まで)ウィーン文化のことが頭を離れない。 マーラーの誕生日(1860年7月7日)にちなんで気になりはじめた検索テーマである。 なかでもムージルの『特性のない男』について検索を重ねる。 そうこうしてパソコンをいじっ…

蒲田行進曲

蒲田で会合。 コンクリの輻射熱とクーラーの廃熱とで、都心の夜は温気の圧迫がもの凄い。 夜なのにJR東口駅前広場で蝉の初鳴きを聞く。熱帯系クマゼミのかまびすしい声。 駅前の居酒屋は軒並み満員。白装束の団体さん方が行列をなして闊歩しておられる。 浜…

7月7日

七夕さまは、またあらためて旧暦で祝うとしましょう。 やがて来たる夏の名残りと秋の気配とを軒端のそよぎに思いつつ。 小暑を迎えた今日は、作曲家グスタフ・マーラーの誕生日でした。 19世紀末ウィーン文化、その抗いがたい翳りへの傾斜のなかで生まれた光…

家事

布団干し 紅茶を冷やして飲む レンズの無限遠位置調整 近所の小学校から「七夕さま」のリコーダー合奏 空き瓶・空き缶のゴミ出し ペットボトル・食品トレイのゴミ出し 食事 ブログ

夜のエチュード 2

スーパーマーケットから帰る夜道で、初めてハクビシンを見た。 自転車を止めてふり返ると、むこうも道端の茂みからこちらを見返している。 後ろ足に怪我をしているらしい。ひょこひょこと道を渡って、また闇の中に消えていった。

夜のエチュード 1

こんな夢を見た。 夜食をとりに入った喫茶店にカメが居る。 薄暗い店内を見回すと、机の上にはリクガメ、床の上にはゾウガメ。 リクガメがしきりと首をのばしてなついてくるが、カメとの遊び方がわからず途方に暮れる。 食事をしているうちに他の客は帰って…

玉蜀黍の花

朝帰りして駅からの帰り道。あちこちの畑でトウモロコシが花をつけようとしています。 つい先にはたそら豆か枝豆ばかりが目についていたけれど、いつの間にか主役交代です。 豆の木を抜いた後の畑の土は、さぞかし地味も豊かになっていることでしょう。 この…

棺桶たち

新宿 パーティー 知らん顔の擦過、出会いの点火 干からびた幻滅、弾みある歓談 彷徨い、そして決着