2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧
ナサニエルは昼間は幻想的な物語を書き、夕暮れどきになると散歩に出かけていく。こうした忍者まがいの生活が12年続きました。1837年、彼はロングフェローにこう書き送っています──「……わたしは世間と没交渉で暮らしてきました。もともとそう意図した訳では…
ああ、おれはなんとやくざか、卑怯な男か! 奇っ怪ではないか、あの役者がたかが絵空事に、 かりそめの激情に、想像の力を借りて 魂を打ち込み、かくして魂の力で顔は青ざめ、 眼には涙、顔面には物狂いの気色を浮べ、 声は震え、全身の一挙一動が 心に描く…
舞城王太郎の二冊の短編集、『スクールアタック・シンドローム』(新潮文庫)と『熊の場所』(講談社文庫)とは、よく読み返す。 どちらも21世紀ゼロ年代前半〜半ばに執筆された作品。 どちらも荒唐無稽な小説の仮面をかぶった、2001年の9.11.テロ以降の世相…
上野の森美術館「VOCA展 2012」 ナダール東京「④」展 カッコつけるための技術や知識のひけらかしよりも、手段はともかく他人に伝えたいことがあるかどうか。 目の前の人にどうしても伝えたくて、手近にあるレシートの裏側でも何でも、メモ書きでもなぐり書き…
「わたし、無精をきめこんだの、眠っていたのよ。ここでは少しでも暇があると、眠る習慣になってしまったわ。わたしって、ほんとうに無精なの、きっと絶望のためだと思うわ。あなたがくる報せを受け取ったとき、わたしは自分にこういったのよ──どうかこれが…
あちこち通院して健康診断など。 最後に眼科で眼底検査。とくに異常なし。 眼底スキャン撮影で形成された画像を見せてもらう。 なるほど、網膜の盲点というのはこういうつくりになっているのか。 その眼底スキャン撮影に伴い、瞳孔拡散剤を点眼された。 点眼…
藤沢・鵠沼の旧文化住宅「あとりえ梅庵」でのニセアカシア写真展は、今日が最終日。 観客の皆様にとっての展示最終日は、作者らにとっては作品搬出日でもあります。 そうです、今日でおしまい。 アバウトに昼の12時頃から夕方の5時か6時頃まで。 展示会場で…
今日は、ニセアカシア写真展開催中の梅庵に行きます。と、決めていたけれど。 しかし、出かけられずに終日部屋のなか。 打ち上げ会にも無断欠席させていただきました。 朝のNHKラジオで「空気系」という新語を知る。 「けいおん!」みたいな、日常まったり系…
夜、ラジオをかけながらシャツにアイロンをかける。 深夜、このところ滞っていた写真の整理とブログ作業をする。 金曜深夜のNHKラジオ深夜便は地方放送局からの放送。今夜は鳥取発。
苛々と腹が立ったり、無性に悲しくなったり、ぼんやり気抜けしたまま動けなくなったり。 調子が悪いときのための頓服薬を就寝前に服用。 締めつけるようだった側頭部の頭重感が和らいで楽になる。 それでも寝付きが悪く、布団の中で『特性のない男』を読み進…
ニセアカシア写真展開催中の「梅庵」に出かけられず。 天気はよく晴れていた。●あとりえ梅庵 藤沢市鵠沼桜が岡4−7−5 http://ume-an.com/
渋谷にお能を見に行きたかったが、チケットの手配に手が回らず、なし崩しに取りやめる。●あとりえ梅庵 藤沢市鵠沼桜が岡4−7−5 http://ume-an.com/
朝から冷たい雨。 湘南藤沢、鵠沼桜が岡の「梅庵」にて開催する、ニセアカシア写真展の搬入日。 準備が遅れて一人遅刻。 道すがら、冷たい雨に梅の花は散りかけて、桜の花はまだ固いつぼみ。 自作「この町の記憶」を床の間に展示。昨年秋に撮影した写真、モ…
家事食材買物 薬局買物プリンタ
外出通院 新処方開始買物 ヨドバシカメラ インクジェットプリント用紙月光 ブラックラベル (滑面無光沢) 三菱ピクトリコの写真用インクジェットペーパー(顔料インク専用設計)。 かつて使いこなそうと苦戦した、イルフォードの滑面無光沢写真印画紙に質感…
ふとミステリが読みたくなって、船橋ときわ書房にて書棚を漁る。 笠井潔『バイバイ、エンジェル』(創元推理文庫)購入
その花よりも実りに注目して 新しい種を孕んだ果実としての可能性第一次世界大戦の大量殺戮体験の衝撃から生まれたシュルレアリスム 人間性を圧倒した機械力、無意識の存在の実感など 従来の常識的な現実の範疇を超えた超現実の頻繁な現前 アンドレ・ブルト…
東日本大震災より1カ年。 テレビやラジオでは震災追悼番組の放送しきり。 「心を一つに」のスローガンが連呼される。 なんとなく感動の安売り、薄っぺらい同情、考えもない共感を羅列するばかりの印象。 「あなたがたも大変、私もそれなりに大変だったんだ…
雪まじりの雨が続く、あるいは雪が次第に氷雨に変わったか。 ずっと部屋の中に居て、しかも窓の外はマンションの外壁工事のネットが張り巡らされていて、天候は寒さと湿り気とを通して想像するしかない。 夕方近くなって、冷たい雨が止む。 終日不調。外出の…
終日出歩かず。
ラーメン屋で昼食。 その足で床屋に行く。 あてのない散歩。 ときわ書房本八幡店をのぞく。 ・山本直樹『レッド』第6巻(講談社イブニングKCDX) ・内澤旬子『おやじがき 絶滅危惧種中年男性図鑑』(講談社文庫) 心まとまらず、そのままとぼとぼ歩き続ける…
大森で会合。 気が塞ぐ。 喜怒哀楽の感受性の鈍磨。 物事の善し悪しの判断がつかない。 夜半、テクスト執筆。
ノート 日本の失われた30年について バブル期について買物 地元系スーパーマーケット ユニクロ衣料 紀田順一郎編『謎の物語』(ちくま文庫)
空白、もしくは反芻期間。
海は忘れる 山は憶える 街は覚えようともしない***現状維持のこころ アイドル ポップカルチャー 村上春樹ブームの移動 今日の台湾、韓国、上海など そして、80年代の日本 判断保留状態 「時よ止まれ、おまえは美しい」***TVニュースによる 書家、杉岡…
雛祭りは旧暦で立子忌(たつこき) 3月3日。俳人・星野立子(1903-1984)の忌日。 1930年、初の女流主宰俳誌「玉藻」を創刊。高浜虚子の次女。***酒と肴 ・塩こんぶブルショット 塩昆布 湯 焼酎 ・アボカドわさびポン酢 アボカド わさび ポン酢
通院 機材購入 新宿紀伊国屋にてアラン・レネ「二十四時間の情事(ヒロシマ・モナムール)」DVD購入*** 帰宅後、「二十四時間の情事」鑑賞。 言葉とイメージの切り返し。 つゆくさ風。 ていうか、つゆくさは草創期からクリス・マルケル「ラ・ジュテ」等、…
「他人の不幸は蜜の味」 うまいことやってる他人より、仲違いしてケンカしてる他人の方が興味を引く。 下司の勘繰り。見世物的価値。 たとえば末期ビートルズの不仲説報道が、かえって人気を煽り立てたように。 ケンカバラバラ状態を、わざわざ宣伝すること…