2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【上半期】

半年間に使ったノートブック。四六版で13冊。 言葉と時間 ミノルタレンズ案 後処理の困難/客体/定型 予定 団地のグリーンカーテン 古銭の評価の変遷 ツイッターの疲れ 五輪プロジェクトの醜態 「ネイチャー写真」のように 感情の対角線 対象に糸を張る メ…

【子鴉】

巣立ったばかりの若い鴉が、頼りない声でカラス語の練習をしている。 用件 1.5人称の存在 浅草マルベル堂の「プロマイド」 イングリッシュスパニエル 川端康成『たんぽぽ』抜き書き グループ活動のために

【休んでいたカメラ】

ひととおり動かしているうちに身体が思い出す。 『特性のない男』抜き書き 服装の観察 子鴉と小学生 複雑な構成のレンズ 時を超える言葉

【冷たい水】

テレビを見る、水を飲む。消極的な選択肢。 用件 ニセアカシア回顧 ムージル『特性のない男』抜き書き 『特性のない男』第3部について 人なつっこさという諸刃の剣 孤の世界の強度 夢記 その場限りの綱引きゲーム

【緑と青】

ノートを取る傍らでボールペンの先を拭っている。 悪心・不安 ツイッターのハンドルネーム 詩集の防護壁 手榴弾のリレー 堂々巡り 用件 ささやかな充足への指向 作品化プラン デジタルカメラとブログの効用 空回り 後悔 日本におけるアール・ブリュット 工房…

【薄明】

朝方か、夕方か。くりかえし。 研究案3つ 夢記 マン「混乱と稚き悩み」抜き書き ボルヘス「盲目について」抜き書き 宮本常一抜き書き 灯火管制 焦点を結ぶ前に 介護福祉士・和田行男 「自由意志」の問題 議論のやり方 さまざまな「司会者」 意見のとりまと…

【書物たち】

どうして自身を幽閉し続けるのか。 社会心理学者の提言、昨年連呼された「絆」について 「ことさらに誇示されるものは欠如を示す」(フロイト) 1年3ヶ月後の震災復興所感 夢記 水と砂と光 自己幽閉 網膜視から大脳視へ ピカレスク映画 事後の規制/事前の…

【一つ目の塔】

週末がずっと遠くを通り過ぎてゆく。 原発川柳 土地の活気 所感、近況、用件

【暮れがた】

薔薇色だった光がいつのまにか菫色に変わっている。 地方の創出 フィードバックを経た写真 山陽の物流

【夏至】

何もせず夏至となり壁を這う影がある。 目の前のとっかかり 日本のアールブリュット 飾り文化のリゾーム 八百万の神々の国の宗教絵画 ジョセフィン・テイ『時の娘』控え 鉄道員食堂 手におえる程度のワイルドさ アフターサービスとホスピタリティ 「リチャー…

【風の強い朝】

台風一過の朝。遠くを見る。風が強い。吊るし雲が育つ。 『幻想美術』抜き書き 「一億総中流」:都市生活者の規準化 アイドルグループのメイクドラマ 他者の観察と描写の徹底、吟味を経て表現する ムージル抜き書き 遠距離受信 川端康成『山の音』再読 捨て…

【六月の台風】

叩きつけられた雨粒が、あぶくを立て、渦巻き、跳ね返る。 通貨と貨幣 現代アート、信用貨幣としての 石原慎太郎と社会主義リアリズム美術 かくれんぼする子どもたち ゴキブリ考 ウルトラ怪獣の写真 ボルヘス/グールド 台風の接近、気圧の低下 コンソール …

【外廊下のクロス張り】

気がつくと更新されている。大きな音をたてながら。 自分の外に築き上げてゆく 宮沢賢治「注文の多い料理店」:ハイカラの孤島、カフェやオーベルジュのありふれた光景 段階的な整理 ゴシップという賦活策 書簡体の試み

【遠距離受信】

揺らめきながら遠くから届く声は、はかなげな温もりを含んでいる。 詩的曖昧さの的確な歌詞 ウィリアム・エンプソン『曖昧の七つの型』控え 星に願いを/宇宙から見た流星の映像 「自分から日常を引くと何が残るのか?」(熊木杏里)

【みちしるべ】

物事の価値判断への疲れ。好意に伴う責任への恐れ。 雨の日のウエストレベルモニター 「目に焼きつけたい」ことを見ているか 五十路男の心:オトコの賞味期限、川端康成の幻想老人小説『山の音』 休日の時空の特殊相対性理論 東京都現代美術館 トーマス・デ…

【広尾から恵比寿へ】

金曜日の午後、壁に囲まれた町、着飾った長い脚の群れ。 夢記 詩人という職業 ゼロメートル地帯 右から左へのスクロール 雄犬の芸術的遊戯行動 写真と支持体 日本文化におけるヌード 写実は溶け出す ムージル抜き書き 写真の撮り方:反射と判断 遠目の評価 …

【百合、三日目】

固かったつぼみが萎れながらほどけてゆく。 子ども像の同時代性 ブローデル抜き書き ヘルメス・トリスメギストス ソーデック:三層の意味解釈 西洋のリアリズム/日本の型

【二日目の百合】

花びらに染みが広がる。めしべから蜜を垂らす。 イワシの群れか樹上のナマケモノか 習慣と目的/犬の散歩と猟犬・警察犬 逃亡者に学ぶ就職活動と生活術 僧侶・学者の生活感覚 話し相手の必要性と依存への戒め 保護経済:逆流の防止 子どもと老人グラフ

【染みの目立つ花】

今年の百合はきたないと母が言っている。 ゲーミフィケーション ブローデル『歴史入門』抜き書き 要するに、1650年代のヨーロッパの世界=経済とは、上は、オランダの社会のように、すでに資本主義的であった社会から、一番下の段階には、農奴制社会、奴隷制…

【駅前】

ロシア料理店は定休日だった。 タロットの正逆:アイドルとファン、シゴトのon / off、意味する内容の逆転、占い師の利権 軽トラ物流/ネット物流 写真の外在性:いつ・どこで ZINEをやるなら 覚王山「cesta(ツェスタ)」/チェコの写真/ヨゼフ・スデック …

【ベランダの構成主義】

午後の網目。螺旋階段。 「写実」の美意識、日本における 妙な猫の鳴き声、カラスが声真似? クルマ必須/クルマいらず ホトトギスとヒキガエル

【吊り下げ電灯】

無理して毎日続けなくてもいいのに。 ムージル『特性のない男』抜き書き 彼は、一般には祭りや儀式、偉大な同時代人や理念、そしてそれらに冠せらるべき名誉などに捌け口を見出すあの心酔の危機状態、つまり、人が誰のために、あるいはなんのために行なわれ…

【街との距離】

このくらい離れている、網目の向こう側に。 「魔術/美術」展回顧 A. デューラー「メレンコリア § I(メランコリア I)」について 夕方に雨 安物のバーボン

【吊るされたもの】

ずっとぶら下がっている。 杉本博司の周到な末端処理 種村季弘抜き書き 金貨と貨幣の二重通貨が生む貨幣の二重言語状況は、しかし病状としてはまだまだ軽症であると申さなくてはならない。何故なら紙幣のみが通貨として流通し尽くした現状のなかでは、二重通…

【柿の木のムクドリ】

集団でにぎやかに、大きな毛虫をついばみに。 夢記 マイウェイ 資本家目線でみたZINEブーム 物質生活の在り処を求めて オヤジギャグと神秘主義 手軽に購われる夢の国 遊ぶ金欲しさ 赤い電子辞書 新聞抜き書き「麻雀少年」 最近の子どもたちは、学校で「空気…

【棒の手】

そのうちに、型の中から思い出す。 作品の栄養分 「子どもに安心して見せられる」に込められたオトナの視点 「成功への最短ルート」の弊害 生データ 15時台の高校生 流行嫌い 兌換紙幣 原発自治体:感情の経済学 オフラインショップ どこでも似たようなカフェ

【触の頃】

だんだん見なくなる。雲が流れる。 有るところから無いところへ 愛知高原遠望計画 個性の変質 ユートピアとしての古典主義 LED照明の工夫 作品批評の姿勢 部分月食

【外縁にて】

点から点への移動。自動車優先地域。 アバンギャルドからファッションモードへ スポーツの変質 2、3点豪華主義 表層のもつれ 流行と古典 犬時計、豆時計 写真の変質 麦畑のある風景 英国水彩画展(岡崎市美術博物館) アンソール展(豊田市美術館)

【東京の空】

遠く、押し詰まって。 愉快な音楽 疎隔感 写真教育の手順 写真に求めていたこと

【遊具】

熱心な造形。モノがそこに在る。 ブローデル抜き書き 持続する経済活動が何であれ、商品の交換、換言すれば、交換の基本的形態に最終的には回帰するということをよりどころにしているのであれば、… F. ブローデル『歴史入門』(金塚貞文 訳) 大辻清司フォト…