九段


九段会館

 九段の成山画廊で須田一政写真展「SOLO」観覧。
 飄然としてとらえどころのない、曖昧なままほろほろ崩れ去ってしまいそうで、しかし何かの残留思念が漂っているような。
 ひょうたんでなまずを押さえる公案よろしき佇まいの写真。
 しかしそれもこの作者があらわす馴染みのある表情の一つで、その親しみのあるひょうたんなまずっぷりに再会できたおもしろさ。