【日蝕に映える雲】


 ありふれた大気の存在をよろこぶ。

 

外洋航海も、資本主義も、それらが全体の塊りとしてではなく、それらを構成する部分部分しか伝播しなかったという、ヨーロッパに覇権がもたらされたのは、そんな単純な理由によってであったのかもしれないのだ。
  フェルナン・ブローデル『歴史入門』(金塚貞文 訳)

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