【深夜のケヤキ群】
- 深夜、道端でケータイ片手に独り話し込んでいる少年少女
- トーマス・オーウェン『黒い玉』抜き書き
ほんのちょっと元気を出せば、彼も服を着替えて出かけてゆく決心がついたにちがいない。だが、その元気が湧いてこなかった。 彼のなかでなにかが挫けてしまったのだ。だから、なにをもってしようと、彼の気分を変えることはできなかったろう。
トーマス・オーウェン「変容」
宮本は集会では必ず、「ものほしげな観光をするな。重要なことは地域振興に直結する産業の基盤をつくることだ」といっていたという。
佐野眞一『宮本常一が見た日本』