万愚節

三鬼忌　西東忌
　俳人・西東三鬼（1900. 5. 15. - 1962. 4. 1. ）の忌日。
　　水枕ガバリと寒い海がある　(1936)
　　昇降機しづかに雷の夜を昇る　(1937)
　　戦友ヲ葬リピストルヲ天ニ撃ツ　(1939)
　　　ともに三鬼の句

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　私は骨の髄まで自由主義者で、肉体的にカーキ色を嫌悪していた。プラットホームに電車が止まり、ドアが開いた時、私より先に、軍服のカーキ色が乗ると、私は他の車の入口に、駆け込んだものだ。
　　西東三鬼「俳愚伝」（『神戸｜続神戸｜俳愚伝』講談社文芸文庫 所収）

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　　万愚節に恋うちあけしあはれさよ　安住敦

　　舌を出す夢の三鬼や四月馬鹿　桂信子

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万愚節（ばんぐせつ）　四月馬鹿　エイプリルフール
「『わたしは嘘つきだ』と告白する者は、果たして嘘つきか正直者か？」
　嘘つきのパラドックス。
　日頃から嘘ばかりの毎日だと、今日くらいは嘘をつかないようにしてみようかなどと思ってみたくなるというもの。
　それが実現出来たかどうかは判定できず。

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　よりによってエイプリルフールに死ぬダンディ