温め酒

 実家にて休養

 生活の指針の件

 夜半、父がタチウオ釣行に出かける

 晩酌に、土産の賀茂鶴「白壁の郷」を燗して飲む。
 口当たりは柔らかなる甘口、薫り豊かにして快し。されど後味はサラリとして、舌にまとわりつかず。
 濃厚甘口なるキャッチフレーズも、日本酒度 -1 という数字も、これみなすべてその飲み口の賛辞なり。
 冷や酒として飲むはむなしい。温めて、この燗映えする酒の、芳醇なる味わいを存分に愉しみたまえ。