サイン

 散髪。
 床屋夫妻のお子がだいぶ大きくなっていた。
 もう首も座り、つかまり椅子に腰掛けてあちこち動き回ることができる。
 「だー」とか「まー」とか「キャー」とか赤ちゃん言葉で店内がにぎやかなのも微笑ましい。
 人の顔をしきりと見たくなる時期のようで、面と向かっても鏡越しでも、まっすぐこちらに視線を向けてくる。
 元旦生まれなので今日でちょうど10ヶ月目との由。

 プレイスMおよびM2にて須田一政写真展「サイン」観覧。

 日本橋丸善ガネサロンにて眼鏡の無料点検。かけ具合調整とセル部分のポリッシュ。
 いつも右目側をカメラのファインダーに力一杯押し付けるため、どうしても眼鏡に歪みが生じずれてくる。
 だから床屋に行くくらいのペースで、1~2ヶ月に一度は眼鏡を直してもらうようにしてる。
 ベテランのオプトメトリスト(眼鏡処方師)の手つきは鮮やかで、ズレた眼鏡を基準点に合わせ直す手技のスムーズさはさすがお美事。
 「ちょっとこちらを見てください」と目の前に立てた指にお客の焦点を合わせさせ、最小限の修整で眼鏡の歪みを直す。
 眼鏡の鼻あてが鼻骨の先端に乗るのが正しいフィッティング。ズレた眼鏡は知らない間に疲れさせるもの。知らない間にけっこうズレてた。
 整髪料や皮脂で白く劣化したつるもきれいに磨き直してくれた。劣化を放っておくとセルがますます浸食されて取り返しがつかなくなるとのこと。

 食材の買い物して帰宅。
 西洋占星術について少し調べる。