増山たづ子「すべて写真になる日まで」、沼津、富士


富士市 吉原駅/煙突のある町】

静岡旅行

沼津駅前にて地元のS氏と待ち合わせ
S氏の運転する車で観光

イズフォトミュージアム
増山たづ子写真展「すべて写真になる日まで」
 徳山ダムの湖底に沈んだ岐阜県徳山村の最後の日々。(1977年-2000年代)
 それまでカメラなど触ったことのなかったおばあさんが、コンパクトカメラを手に撮影し続けた写真の展示。
 とても良い写真であり作品であり展示企画だった。いろいろと思い、考え、得るものが大きい。
 図録の出版がまだ間に合っていないのが残念だったが、後日入手しようと思う。いっそのことそれを口実にまたこの展覧会を観にきてもいいと思った。

沼津市
 昼食は沼津港の海鮮食堂にて名物「沼津丼」を食べる(アジ刺身、生桜えび、生シラス、アジの炊き込み御飯)。
 沼津駅南口までぶらぶら歩き。東海の海のほとりの穏やかな日ざし。ねむくなるような休日の午後。人けのない街。

車で富士市方面へ
 片浜にあるS氏行きつけの珈琲店「花野子(かのこ)」にて一休み。「花野子ブレンド」。
 富士市吉原駅周辺、煙突の林立する町を車でめぐる。工場の中をくぐり抜ける道路。巨大な配管。貯蔵施設などの建造物。
 S氏は煙突それぞれの個性を解説してくれる。S氏は馴染み深いこの「煙突のある町」を写真に撮りおさめることに取り組んでいる。

いったん車を置き、電車で沼津に行く
 沼津駅北口に降り、「リコー通り」(リコーの工場へと続く道筋の商店街)のあたりを歩く。
 沼津駅には通り抜け通路がなく、線路をまたぐのはアンダーパスの道路がいくつかある程度だそうで、駅の南北でけっこう雰囲気が違って感じられる。
 よさそうな居酒屋を見つけ、S氏と一献傾ける。

東海道本線の在来線列車で帰京
 名産品の多い小田原駅で改札外の売店をのぞくために途中下車。小田急売店で買った名産「ほととぎす巻」が酒の肴によろしい。
 車窓に月を眺めつつ、コップ酒を飲みながらの呑気な汽車旅。