夕べの海

 帰省ラッシュの混雑を避けて、午後に東海道本線を下る。
 あれこれ思ったり考えたりしつつ。

 夏の風物詩、夏のコミックマーケット帰りの人たちも多い。
 お盆とコミケ、どちらも「彼岸」に住まうキャラクターに想いを馳せるため、一堂に会するところは同じかな?
 アミニズム。人格心理学。仏弟子としての嘘も方便。

 扇子に書をしたためるとしたら、高浜虚子がらみの文句が冷ややかで気持ち良さそうだ。
「花鳥諷詠」
「風流無責任論」
「山会」
 …「山会」は子規か。

 しかし在来線は短距離乗客が多いせいか、長いこと乗っていると車内の冷房が凍みてくる。
 夏の18きっぷ旅行には、薄手の長袖上着も忘れずに。